
株式会社グットアップ
榎本元
株式会社グットアップ代表取締役|士業WEB支援歴10年|WEBマーケ著書3冊|社労士(~2013年)|人生を変える、士業ホームページ制作|「あなたブランド」で選ばれる士業へ|静岡県→東京→長野県→東京→現在は静岡県在住|ポメラニアンとマルチーズ飼い。
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[SEO対策]
司法書士事務所がSEO対策をしようと思っても、具体的に何をすべきか悩みますよね。
SEO対策を成功させるには、制作段階からターゲットや目的などの情報を整理する必要があります。
この記事では司法書士向けのSEO施策やSEOのためにホームページに載せるべき内容、SEO対策するメリット・デメリットについてまとめました。
ホームページを活用して持続的に集客していきたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
全然上位表示されず、SEO効果が出ていない司法書士のホームページの特徴は以下の3つです。
ホームページを作ったのに検索結果からの流入がなく、集客に活かせていない場合は、上記3つのうちどれかに当てはまっているかもしれません。
具体的にどのような状況なのかを見ていきましょう。
SEO対策は、ホームページの制作段階から始まっています。
上位表示させたい場合は、Googleのガイドラインを遵守したサイト設計が必須です。
ホームページを作る際にSEO対策のために意識したいポイントができていない場合、ホームページを作っても集客につながりません。
Googleのガイドラインに沿ったホームページの例を見てみましょう。
上記の事柄ができていないと、なかなか上位表示はできない可能性が高いです。
SEO対策に最適なホームページにするには、制作前の時点で見込み客がどんな情報を求めていて、どんな情報を掲載すべきなのかを整理しなければいけません。
他社のホームページに比べて情報が少ないホームページは、上位表示されにくい状態にあります。
例えば、事務所の所在地や連絡先などの基本的な情報しか掲載されていないホームページは、ユーザーが求める情報を網羅できておらず、集客できるキーワードでの上位表示は難しいでしょう。
Googleは、ユーザーの悩みが解決できそうなサイトを上位表示させます。
そのため、他の事務所が見込み客のニーズに合った情報や専門性の高い情報を発信していると、順位が埋もれてしまいます。
とはいえ、コンテンツはこれから充実させていけば問題ありません。
Googleに良質なホームページだと認識してもらうため、見込み客の悩みに関連するキーワードを想定して、お役立ち情報やお客様の声などを更新することが大切です。
SEO対策に必要な施策をしているのに上位表示されない方は、Googleからペナルティを受けているかもしれません。
例えば、以下に当てはまるホームページはGoogleから低品質だとみなされ、ペナルティを与えられる恐れがあります。
一度ペナルティを受けると解除できない可能性があり、その場合ホームページを作り直さなければなりません。
Googleサーチコンソールに「不自然なリンクを検出した通知」などが届いていた場合は、ペナルティを受けているサインです。
司法書士がSEO対策をして、集客効果をアップさせるために必要な施策は以下の5つです。
SEO対策はホームページを作る段階から意識するのが最も良いですが、すでにホームページをお持ちの方も対策できることはまだあります!
5つの施策を具体的に見ていきましょう。
Googleに評価されやすいようにホームページにするには、サイト設計が欠かせません。
サイト設計とは、どのようなホームページにするのかテーマを明確にすることです。
サイト設計をするには、ターゲットと目的を決める必要があります。
例えば、司法書士事務所なら「相続に関する相談をしたい方からの問い合わせを増やすためのホームページにする」というターゲットと目的を設定します。
そして、テーマに関連したキーワードを選定しましょう。
司法書士事務所の場合は「司法書士+地域名」「相続登記+地域名」などのキーワードが挙げられます。
キーワードがある程度決まった後は、キーワードをカテゴリ分けしてホームページの構成を考えましょう。
このようにしてサイト設計すると、Googleから高く評価されやすいホームページになります。
士業事務所を開業したばかりの頃は、その地域からの集客力を向上させることが最初のステップです。
「司法書士+地域名」「ニーズ+地域名」などのキーワードで、地域を絞ってSEO対策を行います。
例えば「司法書士 静岡」と検索すると、上位には司法書士会のホームページが表示され、その他も比較的規模の大きい事務所が表示されます。
そのため、開業したばかりの司法書士事務所を上位表示させるのは難しいでしょう。
そこで、市区町村や駅名などで絞って、地域の範囲を狭くすると競合事務所が減り、開業したばかりのホームページでも上位を狙いやすくなります。
「○○県○○市を中心に活動している」と、文章に自然な形で地域名を含めてキーワードの対策をしましょう。
なお、わざとらしく地域名を入れすぎると逆効果なので注意してください。
専門性の高さは、Googleの検索結果で上位表示される際の1つの基準です。
Googleは上位表示する際の基準として、4つの柱を公表しています。
例えば、ホームページでお役立ち情報やお客様の声を発信する際は、司法書士の関連業務について幅広く情報発信するよりも、登記や相続などなるべくテーマを絞った方が、専門性が高いと認識されます。
特に開業したばかりの頃は「登記に強い」「相続に強い」などと、得意分野が明確にわかっている方が、見込み客も安心して依頼できるでしょう。
お役立ち情報やお客様の声などのコンテンツは、読者のニーズに沿ったものでなければ、Googleから評価されません。
いくら有益な情報を記載している記事であっても、内容が難しく見込み客に理解してもらえない場合は、問い合わせにはつながりません。
「Googleが掲げる10の真実」に「1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」と書かれているとおり、徹底した読者目線の精神を掲げています。
例えば「相続 手続き」と検索するユーザーの表面的なニーズは、「相続手続きの方法が知りたい」です。
そこからもう少し深掘りすると、「相続手続きを知って実家の相続問題を解決したい」「手続きが大変そうなら専門家に依頼したい」という検索意図が見えてきます。
上記の項目を満たしつつ、見込み客に理解してもらえるような言葉遣いや解説を盛り込んだコンテンツを制作することが大切です。
司法書士の先生の認知度をアップさせて、指名検索の数を増やすとSEO対策につながります。
指名検索とは、司法書士事務所の名前や先生の名前などの固有名詞で検索されることです。
「開業したばかりでまだ無名なのに、指名検索なんて無理なのでは?」と思うかもしれません。
指名検索を増やす方法として、以下の5つが挙げられます。
このようにして少しずつ先生の認知度を増やすと、指名検索される機会も増えていきます。
指名検索されるようになると、Googleからの評価を得やすかったり、Googleのアルゴリズムに影響されにくかったりする点がメリットです。
次は、SEOに強い司法書士事務所のホームページを作る場合、具体的にどのようなページを作れば良いのかを見ていきましょう。
SEO対策を意識した司法書士事務所のホームページを作る際に、必要な項目は以下のとおり。
事務所を開業したばかりの頃は、事務所の案内や先生のプロフィールのみの簡易的なホームページを作成した方もいるかもしれません。
しかし、情報量の少ない簡易的なホームページでは、上位表示して集客効果を発揮させるのが難しいでしょう。
SEO対策をするために必要な項目を具体的に見ていきましょう。
司法書士のホームページを作る際、事務所の案内は必須です。
事務所の案内ページには、以下の4つの事項を掲載しましょう。
代表挨拶で司法書士の先生の思いや事務所の方向性を明確にすると、競合他社との差別化にもつながります。
また、事務所の概要に記載するのは事務所名や代表者名、所在地、電話番号、受付時間など事務所の基本情報です。
事務所の運営を始めて何年か経過している場合は、沿革も記載すると良いでしょう。
司法書士の先生のプロフィールとして、先生の人柄や思いなどを記載すると、お客様への安心感につながります。
プロフィールは、他の誰にも真似できない唯一無二の部分です。
他社との差別化にもつながる大切な部分なので、以下のような内容を含めると良いでしょう。
あなたの人柄や思いがしっかりと伝わるように書かれていると、ホームページを訪れた方に覚えてもらいやすく、共感してくれた方が問い合わせをしてくれます。
さらに、価値観が合わないお客様は自然と離れていき、仕事しやすい環境を作り出せるようになるでしょう。
お客様の声や解決事例は、問い合わせしようか検討する際の判断材料の1つになります。
インターネットで司法書士を探す方の多くは、「この司法書士の先生に依頼して本当に解決できるのかな」と不安に感じています。
そこで、ホームページに解決までのプロセスや担当者の声、お客様の感想などを掲載すると、実際にあなたに依頼したときの姿をイメージしやすくなるでしょう。
営業活動の場において成約するタイミングは、依頼して得られる未来の姿が明確になったときです。
ホームページを訪れた方に「私もこの司法書士の先生に依頼するとこんなふうに解決してもらえるのだ」と思ってもらえると、問い合わせ件数や契約件数アップにつながるでしょう。
実際にあなたの司法書士事務所が提供するサービスをわかりやすく伝えるために、サービス内容に関するページが必要です。
サービス詳細として、以下の4つの項目を記載しましょう。
司法書士の業務は法律に関する専門的なことが多いため、一般の方にも伝わるように専門用語や難しい言葉はなるべくかみ砕いて説明することが大切です。
また、まずは料金を知りたいというお客様も多いため、サービスごとの料金を記載すると親切です。
料金ページを作成すると、見込み客が相場を知るために「司法書士 依頼 金額」などと検索した際に、検索画面に表示される可能性があるため、SEO対策としても良い効果を発揮するでしょう。
ホームページから集客するには、お問い合わせページも必要です。
SEO対策の目的は集客です。
せっかく上位表示されても、お問い合わせまで繋がらなければ意味がありません。
電話番号やメールでも良いですが、電話が苦手な人はお問い合わせページがあった方が気軽に連絡できます。
また、スタッフの手が空いていなくて電話対応を逃すリスクが減るでしょう。
電話やメール、LINE、問い合わせフォームなど複数の問い合わせ方法を用意すると、お客様は自分に合う手段を選べて、ホームページからの離脱を防げます。
よくある質問は、お客様からよく質問される内容と答えをまとめたページです。
1ページに対して1つの質問を掲載すると、ページ訪問者が確認したい質問をクリックする度にアクセス数が増えて、結果としてSEO効果も期待できます。
例えば「自分で登記は取得できますか」といった質問に対する回答ページを作ると「登記 取得 自分で」と検索した人が流入してくる可能性があります。
Googleからは司法書士に関して幅広く情報を提供しているサイトであると認識され、SEOの評価が高まるでしょう。
問い合わせや商談で聞かれた質問は、メモしておきましょう。
SEO対策を行うと、アクセス数が集まるだけではなく、以下のメリットがあります。
SEO対策が司法書士事務所にもたらすメリットを、具体的に見ていきましょう。
SEO対策によって一度ホームページが上位表示されると、サイトが多くの人の目に止まる状況が続き、継続的な集客効果が見込めます。
ポスティングや営業活動をしなくても、本業をこなしながら自動的にWebで集客活動ができる点はメリットです。
ただし、一度上位表示されれば何もしなくても良いわけではありません。
競合事務所が自分の事務所よりも優れたコンテンツを制作したり、Googleの評価基準が変わったりすると、検索順位が落ちる可能性もあるのでホームページを定期的に更新しましょう。
最低限の労力でホームページを上位表示させるためには、ホームページ制作段階からSEO対策を意識することが大切です。
SEO対策は、事務所をブランディングさせる効果も期待できます。
例えば、見込み客が「不動産登記+地域名」で検索したとします。
その際に検索結果画面の上位にあなたのホームページが表示されると、不動産登記に強い事務所だと認識してもらえるでしょう。
さらに、ホームページ内に不動産登記に関するお役立ち情報があれば、「この事務所なら不動産登記に関する悩みを解決してくれそうだ」と印象づけられます。
SEO対策をして、多くの人にホームページに訪れてもらえると、「〇〇といえば〇〇司法書士事務所」というブランディングが可能です。
SEO対策で上位表示された場合は、あなたのページがクリックされるたびに費用が発生することはありません。
一方で、WEB広告は指定のKWで目立つところに事務所のホームページを表示できますが、クリックされるたびに費用が発生します。
費用はキーワードによって異なりますが、高いキーワードだと1回クリックされるたびに1,000円以上かかるでしょう。
また、WEB広告は継続的に支払わなければ広告掲載を止められてしまいますが、SEO対策は継続的に費用を払わなくても、アップデートが起きない限り上位に表示され続けます。
以上から、ランニングコストに優れているのがSEO対策のメリットです。
SEO対策のメリットを述べてきましたが、良いところばかりではありません。
SEO対策する際は、デメリットも確認しておきましょう。
上記2つのデメリットは、Googleのメカニズムが原因です。
具体的な原因や、対策方法を紹介します。
SEO対策を行っても、短期間で結果を出すことはできません。
すぐに結果が出ないのは、Googleが順位を決める方法によるものです。
検索結果の順位は、Googleのクローラーと呼ばれるロボットが多くのサイト内を巡回して、評価を基に決めています。
新しいサイトの場合、まだクローラーがホームページを見つけていない可能性があるため、評価を受けるまで時間がかかります。
SEO対策をして上位表示されるには、早くても半年はかかることを覚悟しておきましょう。
SEO対策のデメリットの2つ目は、施策をしても必ず上位表示されるとは限らない点です。
Googleは、サイトを上位表示させる判断基準について詳細を公表していません。
くわえて、Googleの検索エンジンはアルゴリズムを頻繁にアップデートしており、その度に順位変動が起こります。
Googleのアルゴリズムは頻繁に変動するため、「必ず上位表示できる」と謳うホームページ制作業者は信じない方が良いでしょう。
Googleがアップデートを行う理由は、ユーザーが求める情報に辿り着きやすくするためです。
有益な情報を発信していれば、Googleの根本的なアルゴリズムに合うホームページになり、アップデートが起きても大きく影響は受けにくいでしょう。
SEO対策を行ってもすぐに効果を実感できるわけではなく、また、必ずしも上位表示されるとは限りません。
そのため、WEB集客をするにはSEO対策だけでなく、MEO対策やWEB広告も活用するとより集客効果を実感できます。
WEB集客力を向上させたい方はSEO対策と並行して、MEO対策やWEB広告も活用しましょう。
まずは事務所の周辺地域から集客しようとお考えの場合は、SEO対策と並行してMEO対策がおすすめです。
MEO対策とは、Google MAP内で上位表示させるための施策のこと。
Google MAPは検索している場所を基準に、表示する事務所を決定しているため、周辺の見込み客にアプローチできます。
また、Google MAP内では地域だけではなく口コミも掲載されます。
口コミは、見込み客が事務所に問い合わせをするかどうかの重要な判断材料です。
また投稿された口コミに丁寧に返信することで、事務所の信頼性向上にも繋がります。
MEO対策はGoogleビジネスプロフィールに無料で登録して行えるため、開業初期の方にも取り入れやすい集客方法です。
>>士業事務所に効果的なMEO対策5つ紹介!Web集客するためのポイントは?
WEB広告とはリスティング広告やローカル検索広告、SNS広告など、WEB上に掲載される広告です。
検索エンジンの検索結果画面やSNSのタイムラインなどに設けられた広告枠に、広告を出稿して司法書士事務所の認知拡大や問い合わせ数アップを狙える仕組みです。
WEB広告はクリックされる度に費用が発生しますが、SEOやMEOと違って申請後すぐに表示させられます。
費用はご自身の予算に合わせて設定できるため、1日100円の少額でも始められるのがメリットです。
SEO対策をして効果が出るまでの間はWEB広告を積極的に活用して、事務所の認知拡大やホームページへのアクセス数アップに役立てると良いでしょう。
Googleのアルゴリズムや評価基準によってホームページの表示順位は決まります。
SEO対策は検索者のニーズを満たすコンテンツや、Googleに評価してもらいやすいサイト設計が必須です。
しかし、Webマーケティングの知識が無い中で適切なサイト設計をおこなえるか自信がない方もいるでしょう。
グットアップは士業専門のホームページ制作会社として、士業の方が無理なくSEO対策できるホームページを制作しています。
10年以上も士業のWEB活用に携わって得たノウハウを詰め込んだ、司法書士事務所に最適なサイト設計が可能です。
相談は無料なので、SEO対策に力を入れていきたい司法書士の方はお気軽にお問合せください。
株式会社グットアップは士業事務所のWeb戦略専門のコンサルティング会社です。弁護士・法律事務所、司法書士、行政書士、税理士・会計事務所、社会保険労務士の支援実績が豊富。継続的に仕事の依頼が来るWeb集客の仕組み構築をサポートします。お困りの方はまずは無料相談にお申込みください。
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