株式会社グットアップ代表取締役|士業WEB支援歴10年|WEBマーケ著書3冊|社労士(~2013年)|個人事務所のWeb活用支援が得意|「あなたブランド」で選ばれる士業へ|静岡県→東京→長野県→東京→現在は静岡県在住|ポメラニアンとマルチーズ飼い。
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失敗しない士業のホームページ制作業者の選び方|依頼前の事前準備や注意点とは?
- 投稿:2023年07月29日
- 更新:2024年07月29日
「士業向けのホームページ制作業者はどのように選べばいいのだろう」と悩みますよね。
業者選びで失敗したくないと思っても、ホームページ制作業者の数は多く、何を基準に選べばいいのかわからないでしょう。
集客につながるような士業ホームページを制作するには、正しい選び方と失敗しないための注意点を知ることが大切です。
この記事では、士業事務所のホームページ制作にあたって必要な事前準備や、制作業者の選び方、よくある失敗と対策についてまとめました。
最後まで読んでいただくと、ホームページを作ったのに集客効果が見込めないと落胆するリスクを避けられます。
ホームページ制作業者に依頼しようと考えている士業の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
士業のホームページ制作業者を選ぶ際の事前準備
士業のホームページ制作業者を選ぶために必要な事前準備は、以下の3つです。
- 士業事務所の方向性を考える
- ターゲット・目的を考える
- 予算や公開記事を考える
相性の悪い制作業者を選ぶと、理想のイメージとはかけ離れたホームページになる可能性があります。
そこで、ホームページを作るための事前準備をすることが、納得いく制作業者選びにつながります。
それでは、必要な事前準備について具体的に見ていきましょう。
士業事務所の方向性を考える
ホームページの内容は、士業事務所の今後の方向性にも大きく影響します。
そのため、ホームページ制作を依頼する前に、どのような悩みを持っている方にどのようなサービスを展開していくか方向性を考えましょう。
対応できる専門分野をホームページに明記すると、ニーズに合った顧客からの問い合わせが期待できます。
例えば、司法書士事務所ひとつとっても、取り扱い業務は登記や相続、債務整理など事務所によってさまざまです。
訪問者に「この事務所は自分が解決したい問題に対応できるかわからない」と思われてしまうと、問い合わせにつながりません。
その中であなたの得意な取り扱い業務を明記して、ホームページを訪れた方に認識してもらう必要があります。
ターゲット・目的を考える
どのような人に、どう行動してもらうためのホームページなのかも明確にする必要があります。
ターゲットを決める際は、あなたの士業事務所を訪れる顧客がどこに住んでいて、どんな悩みを抱えているのかを考えると効果的です。
例えば、会社を設立しようとしている人をターゲットにする場合は、会社設立に必要な手続きの紹介や問い合わせを受け付けている旨をホームページに載せます。
また、全国向けであれば「全国どこでも対応いたします」と記載したり、特定の地域向けであれば「○○地域の身近な存在として」と記載したりして、対応できる地域によってホームページで使用する言葉もさまざまです。
このような情報を載せると、ニーズに合ったホームページを制作できます。
予算や公開時期を考える
依頼する際はホームページ制作業者に、あらかじめ予算や公開時期を伝えると後から双方のズレが生じなくて済みます。
同じ制作業者でも、ページ数やデザインのオプション機能によって価格はさまざまです。
士業事務所のホームページを制作業者に依頼する場合、一般的な価格は10〜100万円と幅広く設定されています。
まずはホームページ作成に割ける予算を決めましょう。
また業者によっては、納期を明確に伝えなかったり、予定よりも遅れたりするケースも少なくありません。
そのため、公開希望時期をあらかじめ伝えて、希望通りのスケジュールで進行できるように双方の意識をすり合わせておくことが大切です。
士業のホームページ制作業者の選び方6選
士業のホームページを作成するときは、以下6つの選び方にあてはまるホームページ制作業者を選びましょう。
- 士業事務所に関する知識がある
- 士業ホームページの制作実績が豊富
- SEO対策の知識がある
- 料金や納期に納得できる
- 担当者との相性を確認する
- サポートやアフターフォローが整っている
それぞれ具体的に見ていきましょう。
士業事務所に関する知識がある
ホームページ制作を依頼する際は、士業事務所に関する知識がある制作業者を選ぶことが重要です。
ホームページといっても、業種によって活用法は異なります。
士業に関する知識があれば、一から業界の説明をする必要がないため手間がかかりません。
士業事務所の事情を知っている業者なら、業界の特徴や意向に沿った提案をしてくれる可能性が高いです。
士業に詳しい業者に依頼すれば、今までの知見を活かしたうえであなたの方向性に沿って、より集客できる形のホームページを制作してくれるでしょう。
士業ホームページの制作実績が豊富
士業事務所のホームページ制作実績が豊富な業者の方が、安心して依頼できます。
ホームページ制作といっても、業種により内容を変える必要があるため、得意分野は業者によってさまざまです。
例えば、製造業のホームページは、ブランド力や製品の価値が伝わる内容にして、企業間取引の橋渡しとなるように活用します。
一方で、士業のホームページでは専門知識がわかりやすく伝わる内容にして、集客のために活用します。
士業を制作した実績がある業者で、以下にあてはまる場合は依頼してみましょう。
- デザインや機能性に納得できる
- 目的に沿った提案内容である
理想のホームページを制作するには、士業ホームページの制作のノウハウを持っている業者がおすすめです。
SEO対策の知識がある
士業事務所のホームページのアクセスを増やすためには、SEO対策は必要不可欠です。
例えば、相続を強みとする士業事務所の場合は「相続 ○○」と検索して読者に自分のホームページへ辿り着いてもらい、依頼される流れで集客します。
SEO対策に強いホームページを制作するには、以下に該当する制作業者がおすすめです。
- 検索エンジンに評価してもらうための内部施策に強い
- 需要が高く事務所の特徴を踏まえたキーワードを選べる
- 想定読者のことを考えたコンテンツや記事を作成できる
SEO対策ができていなければ、いくら質の良いホームページが完成しても誰にも見てもらえないかもしれません。
士業事務所のホームページを作るときは、SEOに知見のある制作業者を選び、集客効果を高めましょう。
料金や納期に納得できる
ホームページ制作業者が設定する料金や納期は、業者によってさまざまです。
したがって、依頼する前に見積書に記載されている予算や納期を確認し、納得できる制作業者を選びましょう。
また、合計金額だけでなく、以下2つを確認すると適正価格かどうかを判断できます。
- 不明瞭な項目がないかどうか
- 目的に沿った内容になっているかどうか
何に使われるのかわからないような不明瞭な項目や費用があった場合は、担当者に問い合わせましょう。
納得いく内容であれば問題ありませんが、ごく稀に割り増しされている場合もあるので注意が必要です。
特に料金は安いと10万円、高いと100万円近くするため、自分の予算や希望にあった業者やメニューを選ぶことが大切です。
不安な気持ちのまま制作を進めることがないように、納得いく料金や納期が設定されている制作業者に依頼しましょう。
担当者との相性を確認する
制作業者の担当者は長い付き合いになるため、相性が大事です。
ホームページ制作では、初めに担当者とイメージや意見のすりあわせをおこないます。
相性が合わないとうまくコミュニケーションが取れなくなり、こちらの意思をくみ取ってもらえず、イメージと違ったホームページが完成する恐れがあります。
多少の性格の不一致は目を瞑ってもよいですが、マニュアル通りの回答しか返ってこなかったり、専門用語ばかりで話の内容がわからなかったりした場合は避けた方が無難です。
それよりも、丁寧にこちらが納得するまで説明してくれて「この人にお願いしたい」と思えるような担当者がいる制作業者にお願いしましょう。
サポートやアフターフォローが整っている
ホームページは作るだけでなく、その後の運用や事務所の規模拡大に応じた機能なども大事です。
したがって、作成中や完成後のサポート体制が整っているかどうかも確認しましょう。
- ホームページで使用する文章のサポート体制があるかどうか
- 制作後の運用まで考えて作ってくれているかどうか
- 事務所の規模に応じて活用できるホームページかどうか
- 集客のためのテストをしやすいホームページかどうか
ホームページを作ったとしても全然活用できない構成で、集客につながらなければ意味がありません。
ホームページは作成後にも定期的に更新し運用することで、集客効果が高まります。
作成後に失敗したと後悔しないように、完成後の運用までしっかりと設計されたホームページを作る業者を選びましょう。
士業のホームページ制作でよくある失敗
例えば、「ホームページ制作担当者と士業の方の方向性が違う」「きれいなサイトに仕上がったが、集客につながっていない」など、ホームページ制作に失敗したという声もよく耳にします。
この記事を読んでくださっている方は、ホームページ制作で後悔することがないように、よくある失敗を把握して対策しておきましょう。
ホームページを作ったあとの運用・戦略まで考えていない
満足いくホームページを制作してもらったけれど、思っていたよりも集客数が上がらず、このままでは払った分の制作費に見合わないという失敗ケースはよくあります。
完成したホームページに満足してしまい、その後の運用・戦略まで考えていなかったため集客に結びつかなかったことが原因です。
ホームページは、作っただけで勝手にアクセスが集まるわけではありません。
その後にコンテンツを追加して日々活用することで、アクセス数が向上していきます。
ホームページは制作して終わりではないので、制作後の運用方法や戦略まで考慮しなければ、費用に見合わない結果になりうる点に注意しましょう。
デザインだけにこだわって集客のための工夫がない
「ホームページはおしゃれだけど、誰に何を伝えたいのかよくわからない仕上がりになってしまった」と、デザインしかこだわっていないホームページが完成してしまう失敗例です。
士業のホームページは、専門的な知識をわかりやすく解説して、悩みを解決してくれそうだと読んだ人に思ってもらうことが重要です。
ホームページの見た目はもちろん大切ですが、実際に事務所に相談するまでの導線がしっかりできていないと集客はできません。
見た目だけにこだわらず、わかりやすい言葉選びや構成などを意識して、読んだ人が相談したくなるような工夫をしましょう。
知人に格安で依頼したため要望や修正を伝えにくい
友達価格で依頼すると「安くでお願いしたから…」と気を使ってしまい、要望や修正を伝えづらく、納得できない仕上がりになってしまうことはよくある失敗です。
ホームページは作るだけでなく、制作後も運用や更新などの管理を長期的に依頼をするケースが一般的です。
しかし、知人に依頼するとプライベートの関係だからといって甘えが出てしまい、更新作業を依頼しても後回しにされるケースがあります。
更新作業を後回しにされて、ホームページの情報が古いままになっていては、集客の効果が期待できません。
営業トークに乗せられて高額で契約してしまった
「弊社が作ったホームページならすぐに上位表示できる」「効果に即効性があり、月100万円は売り上げられる」などの営業トークに乗せられて100万円でホームページ制作を契約してしまった失敗例もあります。
ホームページが検索上位に表示されるためには、SEO対策が必要です。
SEO対策をしたとしても、最終的に検索順位を決めるのはGoogleなので上位表示できるかどうかは確約できません。
また、売上はホームページだけでなく、自身の活動が大きく影響します。
もし納得いくホームページが完成したとしても、アクセス数アップや集客につながらないケースもありえるので、すぐに売上が発生するかどうかは保証できません。
士業のホームページ制作業者選びで失敗しないための注意点
士業のホームページ制作業者選びで失敗しないための注意点は、以下の3つです。
- 金額の安さだけで決めない
- ホームページ完成後の維持費も確認する
- 複数社から提案を受けて比較検討する
前述したように、ホームページ制作における失敗例はさまざまなパターンがあるので、制作業者は慎重に選ぶことが大切です。
次は制作業者選びで失敗しないための注意点を、それぞれ解説します。
金額の安さだけで決めるのはNG
制作業者を選ぶにあたり、金額の安さだけで決めずにサポート内容や制作実績も確認しましょう。
金額が安すぎる制作業者には、必ず以下のようなそれなりの理由があります。
- ホームページの質が悪い
- 制作後のサポート体制が不十分
- 後で追加請求される可能性 など
ホームページの質が悪かったり、サポート体制が不十分だったりすると、集客効果が得られません。
そのままにしておく、もしくは新たな業者に依頼することになるので、結果的に費用がかかってしまうでしょう。
また、作業範囲を明確にせず、修正依頼や追加をした際に追加請求する制作業者も存在します。
費用だけでなく実績や担当者の相性、的確な提案がもらえるかなど、多角的な視点から制作業者を選ばなければいけません。
ホームページ完成後の維持費を確認する
ホームページ完成後の管理・運用をしてもらう場合は、月額費用を確認しておきましょう。
管理費の相場をまとめたので、依頼しようと思っている制作業者の費用と比較してみてください。
▼ホームページ制作業者の管理費用相場
相場 | 内容 |
---|---|
5,000円以下 | サーバー ドメイン |
5,000円~20,000円 | サーバー ドメイン SSL 作業代行 コンテンツ追加(月数回) 障害対応 |
20,000円~49,999円 | サーバー ドメイン SSL 作業代行 コンテンツ追加(月頻回) 重い障害の対応 簡単なアクセス解析 |
500,000円~ | サーバー ドメイン SSL コンテンツ追加 作業代行 障害対応 コンサルティング レポート |
上記の管理内容と制作業者の費用の内訳を照らし合わせて、制作後も安心して任せられる制作業者を選びましょう。
複数社から提案を受けて比較検討する
制作業者を選ぶ際には複数社に相談して、比較検討するのが一般的です。
1社だけで判断すると、その会社が提示した費用やサービス内容が適正かどうかわかりません。
また会社ごとに強みが異なるので、自身と相性の良い会社を選ぶことで納得いくホームページを制作してもらえます。
士業事務所を開業したばかりの方や開業して3年以内の方は、開業初期の士業事務所に強いホームページ制作業者を選ぶと良いでしょう。
まとめ
失敗しない士業事務所のホームページ制作業者の選び方について解説しました。
制作業者と意見をすり合わせてより質の高いホームページを作るために、事前準備は不可欠です。
制作業者を選ぶ際には、費用や士業事務所に関する知見、制作実績を多角的に判断すれば失敗を避けられます。
また、ホームページは制作して終了ではありません。
その後のブラッシュアップも集客のために重要なので、完成後の運用にも目を向けることが大切です。
制作費用を無駄にしないために、正しい選び方で制作業者を選んで集客効果のあるホームページを作りましょう。
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