株式会社グットアップ代表取締役|士業WEB支援歴10年|WEBマーケ著書3冊|社労士(~2013年)|個人事務所のWeb活用支援が得意|「あなたブランド」で選ばれる士業へ|静岡県→東京→長野県→東京→現在は静岡県在住|ポメラニアンとマルチーズ飼い。
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士業ホームページの写真撮影のポイント
- 投稿:2024年08月11日
- 更新:2024年08月17日
士業ホームページでは「写真」により第一印象が決まるのでとても重要です。この記事では「仕事につながる写真」を撮影するためのポイントを解説します。
写真撮影の重要性
写真の重要度が9割
ホームページを訪れた際、ユーザーが最初に目にするのがメインビジュアルの写真です。この第一印象が、ユーザーのその後の行動を大きく左右します。
最近はスマホ対応のシンプルなホームページが主流のため、写真の重要度が非常に高いです。
個人的な感覚では、良い写真撮影ができれば、ホームページのデザインは9割成功したも同然だと思っています。
士業は自分自身が商品なので、他の販促費を削ってでも写真にだけはこだわることをオススメします。
実際に会う前に第一印象が決まってる
ホームページだけではなく、名刺、パンフレット、セミナー資料、SNSのプロフィール写真などんど、写真を使うシーンはメチャメチャたくさんあります。
実際に会う前にオンラインで第一印象が決まってしまっていることも多いですし、何より士業は先生自身が商品です。写真だけはケチらずお金を掛けて、印象が良い写真を撮ることをオススメします。
写真による印象の違い
写真による印象の違いを比較するために、「製造業の補助金専門」にご活躍されている行政書士の松本先生のツイッターを比較してみましょう。
先に松本先生のプロフィールを読んでから写真を見てもらった方がイメージが湧くと思うので、まずはこちらの記事を読んでみて欲しいです。
プロフィールを読んだら、松本先生ってどんな人なのか、プロフィールから想像される松本先生の映像を頭の中で描いてみてください。
↓実際の松本先生のツイッターはこちらです。
松本先生のプロフィールでは「必ず現場に足を運び、工場長や作業員から直接話しを聞く」と書いてあるのに、体と目線はどこかあっちの方を向いていて、マスクをして、手で口を押さえている感じからは、話をじっくり聞いてくれそうな印象は受けにくいですよね。
また、プロフィールに「現場へのリスペクトを込めて、スーツではなく作業着で訪問することを心掛けている」と書いてあるので、プロフィール写真ではスーツではなく作業着の方がイメージに合うと思います。
さらに、プロフィールでは「ものづくり大国・日本の実現を応援している」と未来に向かっての目標を語っているので、目線は下向きよりも、未来を見据えた感じでやや上向きの方がイメージに合いそうです。
そのような点に気をつけて撮り直した写真がこちらです。
印象が全然違うと思いますがいかがでしょうか?
ビフォーとアフターを比べると、どちらが仕事につながりやすそうかは一目瞭然だと思います。アフターは思わず仕事を依頼してしまいそうになりますよね。
このようにプロフィールの印象に合わせて写真を撮る(作る)ことで、第一印象はグッとよくなります。
ツイッターのプロフィール写真だけでこれだけ印象が変わるのですから、よりたくさんの写真を用いるホームページでは、写真による印象の違いがもっと大きくなります。
士業ホームページ用写真のポイント
ホームページ用の写真撮影のコツ
ホームページ用の写真は、一般的なポートレート写真とは異なるコツが必要です。
ホームページ用の写真では、デザインに合わせてトリミングしやすいように、引きで撮影した方が使いやすいです。
例えば、こちらの写真をご覧ください。
左側の写真は単体の写真としては素敵ですが、ホームページ内で使用できる箇所が極端に制限されます。例えば、この写真をメインビジュアルで大きく使おうとすると、人物がアップで大きくなりすぎるため使えません。
また、肩や手が見切れているような場合も、使用箇所が制限されて使いにくいです。
それよりは、右側の写真のように引きで撮影してもらえると、WEBデザイナーがデザインに合わせて拡大・縮小したり、トリミングすることができるため使いやすくなります。
もう一つのポイントは、左右反転ポーズの写真を撮ってもらうことです。
例えば、左側を向いた写真をホームページの左側で使うと、サイトの外側を向いてしまっているため、なんとなく話を聞いてくれない自分勝手な印象になってしまいます。それよりは、ホームページの内側を向いていた方が印象が良くなります。
また、読み手の視線誘導的にも、写真の人物の目線の先に視線は動きますので、ホームページの内側を向いていた方が、文章に視線を誘導することができるます。
そのため、それぞれのポーズについて、左右反転したものを撮影しておいてもらった方がホームページのデザイン制作的にはとても助かります。
このあたりを事前にカメラマンさんと共有しておかないと、写真としては最高だけど、ホームページのデザイン制作では使いにくい写真になり、せっかくの写真を活かせないということが起こります。
士業向け印象が良い写真のコツ
士業さんの場合は基本的にはデスクワークが多いため、仕事をしている様子を写真に撮ろうとすると地味で印象が作りにくいです。
そのため、仕事をしている様子というよりは、お客様との関係性が伝わってくるような写真を撮影するのがオススメです。
写真を見た時に、お客様との会話が聞こえてくるような写真をホームページに掲載することで、「この先生に相談すると、これくらいの距離感で接してくれるんだな!」と、依頼した際の関係性をイメージさせることができるのでオススメです。
撮影時期・時間帯のコツ
外ロケで撮影する場合は、新緑がきれいな5月がオススメです。
4月だと桜が咲いていて季節感が強い写真になってしまうので、ホームページでは使いにくいです。また、6月から7月初旬は梅雨、7月から8月は猛暑、9月から10月中旬は秋雨、11月から2月は枯れ葉で寂しい感じになってしまうので、実は年間で外ロケ撮影に向いている時期はかなり限られています。
時間帯は午前10時か、午後2時くらいが陽の光的にオススメです。個人的には午前中の気持ち良い時間帯に撮影した方が、表情に疲れもなく素敵な写真が撮りやすいと感じます。
撮影場所のコツ
また、外ロケ以外にもお客様とのお打合せの写真が撮りたい場合は、実際のオフィスだと写るとまずい機密書類があったり、他に仕事をしているスタッフさんの邪魔になったりするので、イメージに合ったレンタルオフィスを借りて撮影を行います。
必要な写真カット
最低限必要な写真カットはこちらです。
ポイント
必要な写真カット
- メインビジュアル用の引きの写真
- プロフィール用の写真(左右反転)
- お客様との関係性を感じさせる写真
- その他、プロフィールの印象に合わせた写真
カメラマンに良い写真を撮ってもらうコツ
カメラマンの重要性
「プロのカメラマン」と一口に言っても、士業に専門分野があるのと同様に、カメラマンにも得意・不得意があります。
士業ホームページ用の写真であれば、人物写真を撮るのが得意で、活き活きとした表情を自然な感じで撮影できるカメラマンさんがオススメです。
必ず事前に過去の撮影実績を確認して、自分のイメージに合う写真を撮ってくれそうなカメラマンさんと選びましょう。
カメラマンの撮影の料金相場
一般的な撮影料金の相場は、1時間2.5万円~です。これに加えて、交通費やスタジオ代、ヘアメイク代などが別途掛かるので、トータルで5万円~7万円程度が目安になります。
なお、カメラマンさんによって「事前の撮影許可取り」や「レンタルスタジオの手配」までやってくれる場合と、自らやらないといけない場合があるので、このあたりも事前に確認しておくと良いでしょう。
事前打合せで決める内容
写真撮影は、事前の準備が重要です。撮影当日に現場で集合して撮影開始というやり方では、撮りたい写真を撮ることはほぼ不可能だと思います。
事前打合せのコツとしては、必ず「撮りたいイメージに近い参考写真を用意すること」です。撮りたいイメージをカメラマンさんと共有することで、カメラマンさんが撮影場所、時間帯、その他もろもろの提案をしてくれます。
※なお、この部分の提案ができないカメラマンさんは打合せの時点でお断りすることをオススメします。
まとめ
士業のホームページ制作における写真撮影は、ユーザーに与える印象を大きく左右する重要な要素です。メインビジュアル、プロフィール写真、動きのある写真など、それぞれの目的に合わせて最適な撮影を行いましょう。
最も重要なことは、具体的なイメージを持つことと、それをカメラマンに正確に伝えることです。これらを意識すれば、ホームページの写真撮影は成功に繋がるでしょう。
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