SEO対策を始める前に、まずはSEOがどういうものかをざっくり理解することが、成果を出すための近道です。この記事では、SEO対策を開始する前に知っておくべきGoogleロボットについてわかりやすく解説します。
ネット上を巡回する見えないヒーロー「クローラー」
インターネットの世界は実は、24時間365日、「クローラー」と呼ばれるロボットがウェブサイトの情報を収集しています。この「クローラー」がウェブサイトを巡るときの手がかりとなるが「リンク」です。
ウェブサイト内の各ページがクローラーによってしっかり認識されるよう、「ページ内リンク」の設定は大切です。また、他のウェブサイトからあなたのサイトへリンクを貼ってもらうのも効果的です。
また、新たにホームページを制作した場合や、新たなページを追加した際には、Googleサーチコンソールを使ってその旨を伝えることで、クローラーに素早く認識してもらうことができます。
あなたのウェブサイトを整理する名探偵「インデクサ」
クローラーが集めたウェブサイトの情報は、Googleの巨大なデータベース(本棚のようなもの)に「インデクサ」というロボットによって整理されます。
あなたが意図するキーワードでインデクサに整理してもらうためには、ウェブサイトの「タイトル」や「ディスクリプション」「見出し」にキーワードをきちんと入れることが大切です。
SEO対策は、Googleのインデクサに、あなたが意図した通りに認識してもらうための最適化だと言えます。
最適な結果を探し出す脅威の「サーチャー」
そして、ユーザーが何かを検索すると、そのキーワードに応じて最適なページを探し出すロボットが動き出します。これが「サーチャー」です。
Googleでは、キーワードに応じた「関連性が高い」結果を、ランキング形式で表示します。この「関連性が高い」と判断される基準は200以上の要素からなる複雑な計算式によるもので、その詳細は非公開です。
Googleの目指すところは、検索ユーザーに最適な検索結果を提供することです。そのため、あなたがすべきことはシンプルで、ウェブサイトを訪れる人々に役立つコンテンツ作りをコツコツと行うことです。
最適化のルールやテクニックは色々とありますし、検索結果の最上位を目指すにはそれらが必要になりますが、検索結果の10位~20位くらいであれば、「役立つ記事を書く」という意識で書いていけば、自然と上位表示につながります。
まとめ
SEO対策を始める前に知っておくべき、ウェブサイトを巡る三つのロボット「クローラー」、「インデクサ」、「サーチャー」について解説しました。それぞれが何をして、どうあなたのウェブサイトを評価するのか理解することで、より効果的なSEO対策が行えます。
直接SEO対策に役立つ知識ではありませんが、知っているとSEO対策で何をやっているのかイメージがしやすくなると思うので、ぜひ頭の片すみに置いてください。