株式会社グットアップ代表取締役|士業WEB支援歴10年|WEBマーケ著書3冊|社労士(~2013年)|人生を変える、士業ホームページ制作|「あなたブランド」で選ばれる士業へ|静岡県→東京→長野県→東京→現在は静岡県在住|ポメラニアンとマルチーズ飼い。
[マーケティング]
士業事務所の集客できる地名SEO対策を大公開!効果的なキーワードの選び方は?
- 投稿:2023年07月29日
- 更新:2024年08月21日
士業事務所がインターネットを活用して集客には、地名SEO対策が欠かせません。
とはいえ、具体的に何をすれば良いのか判断が難しいですよね。
この記事では、士業のWeb集客に10年以上携わってきた筆者の経験をもとに、士業事務所が行うと効果的な地名SEO対策のやり方についてまとめました。
地名SEO対策を行ううえで重要なキーワードの例も紹介していますので、地名での集客を検討中の方はぜひ参考にしてください。
目次
士業事務所が地名でSEO対策するための施策3選
士業事務所が地名での検索に強くなるためのSEO施策は、以下の3つです。
- 地域ごとにページを作って上位表示を狙う
- 解決事例に地名を含めて紹介する
- 集客できるキーワードを選定する
それぞれの施策の内容を具体的に見ていきましょう。
地域ごとにページを作って上位表示を狙う
地名SEO対策1つ目は、地域ごとのページを作成することです。
例えば「品川で不動産登記をお考えの方へ」や「横浜で遺言書作成をお考えの方へ」といったページを作成します。
できるだけ広い地域で集客したいという思いから、複数の地名を入れたくなりますが、理想は1ページに1つの地名です。
「東京・神奈川・埼玉の遺言書作成」のように地名を入れ過ぎたり、単なる羅列になったりすると、Googleに不適切なページだと認識される恐れがあります。
したがって、効果的に地名SEO対策するには、1ページ1地名で複数ページ用意しましょう。
解決事例に地名を含めて紹介する
地名SEO対策2つ目は解決事例のコンテンツをつくり、その中に地名を入れる施策です。
士業事務所に訪れるお客様は何かしらの問題を抱えていて、その解決策を知るためにインターネットで検索して調べます。
そこで、ホームページで解決事例を紹介すると、お客様が見たときに自分の悩み事に当てはめて事例を参考にでき、結果として集客につながりやすくなるでしょう。
大事なのは、解決事例の紹介に地名を含めることです。
例えば「横浜にお住まいのKさんの事例です」という具合に、文章中に対策したい地名を含めて書きます。
地名を含めた解決事例の投稿は1度限りではなく、定期的に更新するとさらにSEOに効果的です。
検索エンジン側は何も更新されないページよりも、頻繁に更新されるページを優遇します。
頻繁に更新していると、ユーザーへの貢献度が高いと判断されて、検索結果の上位に表示される可能性が高まります。
集客できるキーワードを選定する
地名SEO対策3つ目は、集客できるキーワードを選ぶことです。
上位表示されると必ず集客できるかというと、そうとは限りません。
特定のキーワードで上位表示されたとしても、そのキーワードが集客につながりにくい言葉だった場合は、集客効果が期待できません。
また、開業した地域に競合他社が多く、地名で検索すると上位には大手事務所ばかり表示される場合は、上位表示を狙うのが難しいでしょう。
「サービス名+地名」や「士業名+士業」での上位表示が難しい場合は、キーワードを少しずらすのもひとつの方法です。
例えば「所得税に強い 税理士 横浜」や「横浜駅 法人登記」などです。
特徴を加えたり、駅名を入れたりして対策キーワードを少し工夫すると、検索結果が大きく異なることもあります。
「士業名+地名」だけでSEO対策するのはちょっと待って!
ここまで地名SEO対策についてお伝えしてきましたが、「司法書士 新宿」といった「士業名+地名」でのSEO対策だけでは不十分です。
なぜなら依頼先を探している人はどの士業に依頼すれば良いか判断できず、「ニーズ+地名」で検索するケースもあるからです。
士業の種類によっては、業務内容を理解している人が少ないため、必然的に解決したい問題と地名で探す人が多くなります。
ただし、確定申告をお願いしたい場合を例に見ると、依頼する先は税理士と把握している人が多いでしょう。
そのため「税理士+地名」で検索して、近くの税理士を探すケースが多いと考えられます。
また、ネットで情報収集して依頼すべき士業の種類が把握できた場合も「士業名+地名」で検索して、最寄りの士業事務所を調べる方は一定数いるでしょう。
以上から、士業事務所が地名SEO対策するときは、「士業名+地名」「ニーズ+地名」のどちらもカバーできるようにSEO対策していくことが大切です。
士業事務所が地域名でSEO対策して上位表示させる目的
士業が地域名でSEO対策をする目的は、集客です。
地域で士業を探している見込み客を獲得するために、対策を行います。
地域名でSEO対策を行い上位表示されると、その地域の人たちからの認知度が上がります。
また、検索上位にあることで、業務に精通しているというイメージを持ってもらえるようになるでしょう。
例えば、おいしいラーメン屋さんを探して「ラーメン 高田馬場」といった検索をします。そこで、上位にあるお店はおいしくて人気なのではないかと、勝手に想像してしまった経験はありませんか。
同じように士業事務所も検索した人の信頼と期待を得るために、地域名でSEO対策を行うことが重要です。
士業事務所の地名SEO対策に効果的なキーワード例
士業事務所のSEO対策で効果的なキーワードは「取り扱い業務名+地名」「困りごと+地名」などです。
具体的にどういったキーワードがあるのか、行政書士・司法書士・社労士を例に挙げて紹介します。
行政書士の場合、下記のキーワードが他士業との競合が少なく狙い目でしょう。
「契約書作成+地名」
「建設業許可+地名」
「配偶者ビザ+地名」
司法書士では、下記のキーワードが考えられます。
登記業務でも法人、商業、不動産といった細かい分類で行うと、より受任に繋がりやすくなります。
「相続登記+地名」
「遺言書作成+地名」
「遺産分割協議書作成+地名」
社労士は下記のキーワードがおすすめです。
「社会保険手続き代行+地名」
「就業規則作成+地名」
「賃金制度設計+地名」
例えば「社会保険手続き」というキーワードは、手続き方法を調べているユーザーも多くなるため、それよりも「社会保険手続き代行」とさらに踏み込んだキーワードを選定すると効果的です。
士業事務所が地名でSEO対策するメリット・デメリット
士業事務所が地名を用いたSEO対策を行うメリットとデメリットは、どういったものがあるでしょうか。
地域名で本格的にSEO対策を行っていく前に、メリット・デメリットを確認しておきましょう。
メリット
メリットは下記の2点です。
- Web集客力向上につながりやすい
- 通常のSEO対策よりも競合が少ない
2つのメリットを具体的に見ていきましょう。
Web集客力向上につながりやすい
SEO対策で上位表示されると、ホームページへのアクセスが増え、集客力が高まります。
リスティング広告などのWeb広告は出稿している間のみ表示されますが、SEO対策で上位表示されれば対策を続ける限り継続的に集客できます。
つまり、広告費用をかけずに集客ができるようになるということです。
通常のSEO対策よりも競合が少ない
キーワードに地名を入れることで、競合が少なくなり上位表示される確率が上がります。
例えば「不動産登記」「遺言書作成」といったキーワードで考えてみます。
このようなキーワードは検索数が非常に多いですが、必ずしも士業を探している人だけとは限りません。
言葉の意味を知りたい人や、手続き方法を知りたい人も含まれています。
すると、上位表示を狙う競合もさまざまな企業が集まります。
士業以外の業者もそのキーワードを狙って対策する可能性があり、検索者には見込み客以外の層も多く含まれるでしょう。
一方で、地名を入れると、依頼できる先を具体的に探している人に絞り込めます。
なぜなら地名で検索する人に、言葉の意味や手続き方法を知りたいだけの人がほとんどいないからです。
当然、上位表示を争う他業種も少なくなるので、上位を狙いやすくなります。
デメリット
士業事務所が地名でSEO対策を行うデメリットは、下記の2つです。
- 必ずしも上位表示されるとは限らない
- SEO対策の効果が出るまで時間がかかる
デメリットというよりも、注意点に近いかもしれません。
それぞれについて説明します。
必ずしも上位表示されるとは限らない
がんばってSEO対策を行っても、必ず上位に表示されるとは限りません。
検索結果の上位に表示するサイトを決めるのは、あくまでもGoogleといった検索エンジン側だからです。
GoogleではSEOに関するガイドラインが示されています。
しかし、Google側もこの基準に準拠していても表示されるとは限らないと認めるほど、複雑な仕組みで検索結果は表示されています。
つまり、がんばってガイドライン通りの対策を行っても、上位に表示されないケースもあるということです。
上位に表示されなければ、それまでに費やした費用や時間は無駄になってしまいます。
SEO対策の効果が出るまで時間がかかる
SEO対策を行ってもすぐには効果がでません。
平均して半年〜1年ほどは効果がでるまで我慢が必要です。
特にホームページを作って間もない時期は訪問者も少なく、内容も多くないので、Google側からのホームページ自体への評価が高くありません。
したがって、SEO対策を行っても効果が現れにくい傾向があります。
ここで大切なのは、ブログなどのコンテンツの更新を止めないことです。
効果が見えないとモチベーションを維持するのが難しくなり、せっかくの対策を途中でやめてしまう事例が多くあります。
しかし、検索エンジンに評価されるようになるには、コンテンツを溜めていくことが大切なので、更新を止めるとさらに上位表示が遠のいてしまいます。
一日も早く安定した集客ができるように、更新は止めずに続けましょう。
地名で集客するならMEO対策・Web広告も必須
地名で集客を行うのであれば、SEO対策だけでなく、MEO対策とWeb広告も必須です。
MEO対策とは、主にGoogleマップでの検索対策です。
SEOがWebサイトの上位表示を狙うのに対して、MEOはマップ上での表示を狙うため、SEOよりも効果が出やすいとされています。
そのため、SEOでの効果が出るまでの集客口として利用できます。
以下で、MEO対策とWeb広告それぞれの対策について説明します。
士業事務所のMEO対策
士業事務所ができるMEO対策は下記の4点です。
- Googleビジネスプロフィール登録する
- 口コミを集める
- 写真、動画を追加する
- 投稿機能を活用する
まずは無料のGoogleビジネスプロフィールに登録しましょう。
事務所名や住所、電話番号といった事務所情報は正確に入力します。
ここでホームページの内容と異なる情報があると、表示されない可能性もあります。
次に、見込み客が検索しやすいキーワードを盛り込みます。
ユーザーに有益で、検索キーワードと関連性の高い情報をGoogleが優先的に表示させるためです。
ただし、あまりサービス内容を入れすぎるとGoogleに怪しまれ、表示されなくなる恐れがあるため、獲得したいサービスに絞るのがおすすめです。
Googleからの評価を得るためには、口コミも重要です。
お客様に利用していただいた際は、できれば口コミを投稿してもらいましょう。
Googleビジネスプロフィール内に情報が多くなればなるほどMEOの評価は上がるので、事務所内の写真や動画を追加したり、投稿機能でセミナー情報を掲載したりして内容を充実させていくことが大切です。
士業事務所のWeb広告運用
士業事務所におすすめのWeb広告運用は、下記の通りです。
- 地域ごとに作成したLPを地名のKWを狙って広告に出す
- Google広告やFacebook広告が効果的
Web広告にはさまざまな種類がありますが、最も行いやすいのはリスティング広告です。
リスティング広告は、指定したキーワードで検索したときに表示される広告で、Googleの検索結果の上下に「スポンサー」と言う表記とともに表示されます。
広告をクリックして表示されるページは、地域ごとに作成した1枚もののサービスページにして、問い合わせ・資料請求・セミナー申し込みなどを訴求して見込み客を集めましょう。
Google以外では、Facebook広告も効果的です。
Facebookは地域や年齢、性別など絞り込む条件を細かく指定できるので、より精度の高い見込み客に向けて発信できます。
地名でSEO対策したい士業の方はお気軽にご相談ください
士業事務所が行うSEO対策では、地名を含めたキーワードが有効です。
ただし「士業名+地名」では見込みを獲得しにくいため、「取り扱い業務名+地名」で対策しましょう。
SEO対策は効果がでるまで半年〜1年はかかるので、できるだけ早くに集客効果を実感したい場合はMEO対策やWeb広告も行う必要があります。
士業事務所の集客を検討中の方は、お気軽に弊社にご相談ください。
弊社は、士業に適したSEO対策を効果的に行えるホームページを制作しています。
LP作り放題機能もあるため、広告による集客をする際にも便利です。
SEO対策ばかりに時間を割けない士業の先生に代わって、専門のコンサルがしっかり対応いたしますのでお気軽にご相談ください。
士業Web戦略のご相談なら
株式会社グットアップは士業事務所のWeb戦略専門のコンサルティング会社です。弁護士・法律事務所、司法書士、行政書士、税理士・会計事務所、社会保険労務士の支援実績が豊富。継続的に仕事の依頼が来るWeb集客の仕組み構築をサポートします。お困りの方はまずは無料相談にお申込みください。